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兵庫知事再選の斎藤元彦氏、前回選上回る110万票超…SNS動画投稿で支持伸ばす

読売新聞 / 2024年11月18日 11時50分

当選を決め、事務所を後にする斎藤氏(中央)(17日夜、神戸市中央区で)=渡辺恭晃撮影

 17日に投開票された兵庫県知事選で、再選を果たした前知事の斎藤元彦氏(47)は110万票超を獲得し、政党の推薦を受けた2021年の前回選(85万8782票)を大幅に上回った。投票率は55・65%で、前回の41・10%から大きく上昇した。

 知事選には、過去最多の7人が立候補した。県選管によると、斎藤氏の得票は111万3911票で、次点の前同県尼崎市長の稲村和美氏(52)に約14万票の差をつけた。得票率は45・2%だった。

 市町別の得票では、斎藤氏は、大票田の神戸市や姫路市など都市部で稲村氏を上回った。

 斎藤氏は前回選で自民党と日本維新の会の推薦を受けたが、パワハラなどの疑惑を内部告発された問題で県議会から全会一致で不信任決議を受け、失職して臨んだ今回は、政党の支援は受けなかった。

 支持を伸ばしたのはSNSの影響が大きく、陣営やボランティアが街頭演説などの動画を積極的に投稿。演説には大勢の聴衆が集まった。

 投票率55・65%は、00年以降の7回の知事選のうち、参院選と同日選だった01年(56・21%)に次いで高かった。失職した前知事が再選されるかどうかが問われた選挙で、有権者の関心が高まったとみられる。

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