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北海道・旭川で味わう「生ラムジンギスカンプラン」…癖がなくて食べやすいんです

読売新聞 / 2024年11月22日 10時1分

豪州産ラムの肩ロースを使用した「生ラムジンギスカンプラン」

 北海道の名物ジンギスカン。JR旭川駅から徒歩5分の「大雪地ビール館」のラムは、羊の肉に苦手意識がある人でも「癖がなくて食べやすい」「軟らかい」と評判だ。

 国の有形文化財に登録され、歴史を感じるレンガ造りの倉庫を利用したレストランは雰囲気がいい。「生ラムジンギスカンプラン」(3000円)には豪州産ラムの肩ロース200グラムにウィンナー2本、タマネギやピーマンなどの野菜盛り、ごま塩おにぎり、漬物が付く。

中火から弱火でじっくり焼くのがコツ

 中央が盛り上がった鉄鍋に脂をのせ、縁に野菜を並べる。ジューッと食欲をそそる音が聞こえてきたら、つややかで厚みのある肉を焼き始める。中火から弱火でじっくり焼くのが、肉が硬くならないコツという。

 支配人の森山智貴さん(44)は「肩ロースは肉と脂のバランスがよく、誰からも『おいしい』と言ってもらえる。職人が肉の筋など無駄な部位をトリミングしながら手切りしている」と説明する。

 タレは肉の味をかみしめられるようにと、しょうゆベースのさっぱり味だ。焼き上がった肉はモチッとした弾力があり、脂が染みこんだ野菜も香ばしい。昼の「生ラムジンギスカンランチ」は肩ロース100グラムが1880円、200グラムが3000円。店内にはカウンター席があり、一人でも気軽に楽しめる。

こちらもオススメ…地ビールプリン

 完食しても胃はもたれず、スイーツに移った。レストランにはクラフトビール醸造所が併設され、「地ビールプリン」(500円)は店舗限定だ。アイヌ語で「おいしい」という意味のエールタイプ「ケラ・ピルカ」が入っており、クリーミーで甘すぎず、ほのかにビールの風味がする。まさに大人のデザートだ。

 北の大地は、平野部でも雪が降り、寒さが増してきた。熱々の鉄鍋と向き合いながら冬を乗り切りたい。

 ※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。

 国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。

大雪地ビール館

 北海道旭川市宮下通11の1604の1

 ランチ午前11時半~午後2時、ディナー午後5~10時。日曜休館(翌月曜日が祝日の場合は営業)

 詳しくはウェブサイトで。

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