ウクライナ軍、英国製の長距離ミサイル「ストームシャドー」をロシア領内へ初使用…英国も使用容認か
読売新聞 / 2024年11月21日 10時38分
英紙フィナンシャル・タイムズなど複数のメディアは20日、ウクライナ軍が英製の長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」(射程250キロ・メートル超)を使い、初めてロシア領内を攻撃したと報じた。これまで長射程ミサイルによる露領攻撃を容認していなかった英国が、米国に続いて方針を転換したとみられる。
長射程ミサイルを巡っては、ウクライナ軍は19日に露西部に向け米国供与の地対地ミサイル「ATACMS」を発射したとされ、米国はトランプ次期政権でウクライナへの軍事支援が継続されるか不透明な中、テコ入れする狙いが指摘されている。英国は使用の容認を公表してはいないが、米ブルームバーグ通信は当局者の話として、北朝鮮兵のロシア派遣を受けた措置だと伝えている。
報道によれば、ウクライナ軍は今回、露西部クルスク州の軍事標的を攻撃した。ミサイルのものとみられる破片が同州マリイノで見つかったという。英紙ザ・タイムズはロシア側の情報として、発射されたストームシャドーは計12発に上ったと伝えた。死傷者など被害の詳細は不明だ。
英紙デイリー・テレグラフによると、ウクライナのルステム・ウメロフ国防相は20日、ストームシャドーの使用について明言を避け、「我が国を守るためにあらゆる手段を講じている」と語った。一連の動きに対してロシアが反発を強め、対抗措置に出る可能性がある。
この記事に関連するニュース
-
ロシア軍のICBM発射、ウクライナ空軍が発表…西側当局者「ICBMではない」と情報錯綜
読売新聞 / 2024年11月22日 0時10分
-
ウクライナ、英製巡航ミサイルストームシャドーを露領内へ初使用 米に続き英も使用容認か
産経ニュース / 2024年11月21日 8時28分
-
ウクライナ、英巡航ミサイルでロシア領初攻撃 英メディア
AFPBB News / 2024年11月21日 7時49分
-
英供与ミサイルでロシア領初攻撃か=ウクライナ、米方針転換受け―報道
時事通信 / 2024年11月21日 7時11分
-
ゼレンスキー氏「ミサイルが自ら語るだろう」…米の長射程弾の承認報道受け、ロシアは反発し対抗措置へ
読売新聞 / 2024年11月18日 20時9分
ランキング
-
1中国・35人死亡の車暴走事件 私たちを取り囲み、映像を消せと迫った謎の「市民」たち
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月24日 7時30分
-
2北朝鮮に石油を大量供給か ロシア、国連制裁違反の疑い
共同通信 / 2024年11月23日 18時11分
-
3アングル:またトランプ氏を過小評価、米世論調査の解けない謎
ロイター / 2024年11月24日 7時53分
-
4ウクライナ侵攻参加で借金帳消し ロシア、兵員確保の一環
共同通信 / 2024年11月24日 9時6分
-
5フランス外相がウクライナに供与の長距離巡航ミサイル「スカルプ」でのロシア領内攻撃を容認
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月24日 8時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください