イーロン・マスク氏、政府職員の大幅削減を進める考え…トランプ氏も「官僚の腐敗」を主張
読売新聞 / 2024年11月21日 12時3分
【ワシントン=田島大志】米国のトランプ次期政権で新設される「政府効率化省」のトップに就く実業家のイーロン・マスク氏らは20日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿し、改革計画を明らかにした。最高裁判例を根拠にし、2026年7月までに大胆な規制撤廃と政府職員や支出の大幅削減を進める考えを示した。
寄稿は共同でトップに就く実業家ビベック・ラマスワミ氏との連名。政治任用でない官僚が行政機構を主導しているとし、「反民主主義的で建国の理念と正反対だ」と批判した。トランプ次期大統領も、官僚の腐敗を訴え、「ディープステート」(闇の政府)が政権を操っていると主張してきた。
両氏は、改革を進めるために立法に頼らず、最高裁判例を活用すると表明した。終身制の最高裁判事は9人中、トランプ氏が前政権中に任命した3人を含む6人を保守派が占めている。
寄稿では、環境保護庁による環境規制を「権限がなく不当」と判断した22年の最高裁判例を挙げ、「不正な規制から個人や企業を解放し米国経済を活性化させる」と強調した。規制の撤廃リストをトランプ氏に提示し、大統領権限で改革を進める手法も提起した。
その上で、「規制撤廃は、大規模な人員削減の正当な理由になる」とし、早期退職制度などを活用した連邦政府職員の大幅な人員削減を進める考えを示した。
この記事に関連するニュース
-
マスク氏、 政府支出と人員の大規模削減を示唆
AFPBB News / 2024年11月21日 15時44分
-
マスク氏、年間78兆円削減目指す=大統領令で―米「効率化省」トップ
時事通信 / 2024年11月21日 8時42分
-
米政府効率化組織、連邦最高裁判決に基づいて改革提言
ロイター / 2024年11月21日 7時52分
-
日本の解き方 トランプ氏が掲げた「ディープステート」の解体 CIAやFBIなど政府機関を敵視 日本にも財務省という立派な「闇の政府」が
zakzak by夕刊フジ / 2024年11月20日 6時30分
-
イーロン・マスク氏がトランプ“新組織”で行う粛清の嵐 政府職員100万人削減も
東スポWEB / 2024年11月14日 6時4分
ランキング
-
1ペンギンのひな100羽以上殺した牧羊業者に禁錮3年 アルゼンチン
AFPBB News / 2024年11月21日 13時9分
-
2「プーチン大統領から北朝鮮へ贈り物」…ライオンやヒグマなど70匹以上、平壌の動物園に
読売新聞 / 2024年11月21日 11時11分
-
3対人地雷供与はロシアの戦術変更に対応するため 米国防長官
AFPBB News / 2024年11月21日 14時9分
-
4ガザ戦争終結なくして人質・囚人交換あり得ず=ハマス副代表
ロイター / 2024年11月21日 7時7分
-
5ウクライナ、英長距離ミサイルでロシアを初攻撃=報道
ロイター / 2024年11月21日 0時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください