ガザ全域をイスラエル軍が攻撃、４８時間で少なくとも１２０人死亡…レバノンでは空爆で２０人死亡

　【エルサレム＝梁田真樹子】パレスチナ自治区ガザの保健当局は２３日、イスラエル軍の攻撃によるガザ全域での死者数が直近の４８時間で少なくとも１２０人に上ったと報じた。

　パレスチナ通信によると、２２日は北部のガザ市や南部のラファ、中部のブレイジ難民キャンプなどで、イスラエル軍による無人機攻撃などのため６人が死亡したほか、２３日は北部ベイトラヒヤの病院が空爆を受け、２人が死亡した。２４日も中部の難民キャンプなどで攻撃が続いている模様だ。

　ロイターによると、イスラム主義組織ハマスは２３日、ガザでのイスラエル軍の攻撃によって、イスラエル人の女性の人質１人が死亡したと発表した。イスラエル軍報道官は同日、Ｘ（旧ツイッター）に「情報を精査している」と投稿した。

　イスラエル軍はレバノンでも激しい攻撃を続けている。レバノン保健省は２３日、同日の首都ベイルート中心部への空爆で２０人が死亡したと発表した。