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「つなぎ」の4番・森下翔太、チームトップ9打点も…最後の1戦は4打数無安打

読売新聞 / 2024年11月24日 22時59分

9回の攻撃前に円陣を組む日本の選手たち(24日)=片岡航希撮影

 野球の国際大会「ラグザス プレミア12」(読売新聞社など協賛)は24日、東京ドームで決勝が行われ、2次ラウンド1位の日本代表「侍ジャパン」が同2位の台湾に0―4で敗れ、大会2連覇を逃した。

台湾の2発に沈む

 日本が一発攻勢に屈した。台湾は五回、林家正のソロ本塁打と陳傑憲の3ランで一挙4点を先行。日本は打線が4安打止まりで、2度の得点機でもあと1本が出ず、今大会初の無得点に終わった。先発戸郷の5回4失点の乱調も誤算だった。

単なる経験では終わらせない

 今大会決勝までの全9試合で4番で先発し、侍打線を引っ張ってきた森下。最後の一戦は、4打数無安打に終わり、「ずっと世界一を目指してやってきたので本当に悔しい」と振り返った。

 四回、先頭・辰己の四球後に打席が回ってきたが、中飛に倒れて走者を進められなかった。その直後に4点を先行され、その差を埋められないまま九回へ。無死一塁での最終打席は内野ゴロで打ち取られ、反撃はついえた。「やっぱり4番が打てないとチームが回らない」と振り返り、主軸としての自覚を口にした。

 24歳ながら勝負強さを買われて4番を任されてきた森下。「自分は本塁打をがつんと打つタイプではない」と言い、チャンスメイクしながら、走者もかえす「つなぎ」の4番として力を発揮し、チームトップの9打点を挙げた。

 「絶対技術的にアップしてまた成長した姿で戻ってきたい」。国際舞台での経験を、単なる経験で終わらせるつもりはない。(平島さおり)

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