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京都の四季に舞妓の心情織り込んだ「祇園小唄」を顕彰、献花した舞妓「毎日のように舞わしてもうてる曲」

読売新聞 / 2024年11月25日 14時19分

歌碑に献花する(右から)寿乃さんと豆季依さん(東山区で)

 京都五花街で芸舞妓げいまいこが披露する代表的な曲「祇園小唄」を顕彰する「祇園小唄祭」が23日、円山公園(東山区)の歌碑前であった。

 「月はおぼろに東山」で始まる曲は、作家・長田幹彦(1887~1964年)が祇園のお茶屋「吉うた」に滞在中に作詞。京都の四季に舞妓の心情を織り込み、昭和初期に映画の主題歌として大ヒットした。

 五花街の代表と吉うた女将おかみの高安美三子さんらが出席。祇園甲部の舞妓、寿乃ひさのさんと豆季依まめきよさんが歌詞を読み上げた後、出席者が歌碑に花束を供えた。

 寿乃さんは「毎日のように舞わしてもうてる曲。日頃の感謝を込めて献花しました」と話した。

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