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イスラエルとヒズボラ、停戦交渉が進展か…双方が有利な立場を確保しようと攻撃激化

読売新聞 / 2024年11月26日 7時43分

 【エルサレム=梁田真樹子】イスラエル軍などによると、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラは24日、イスラエル北部や中部を計250発のミサイルや無人機で攻撃した。イスラエル軍は同日、レバノンの首都ベイルート南郊のヒズボラ司令部を空爆した。米国仲介の停戦交渉は進展が伝えられており、双方が交渉で有利な立場を確保しようと攻撃を激化させているようだ。

 イスラエルの主要メディアは、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が24日夜、一部閣僚らと協議し、米国が提案したヒズボラとの停戦案に原則として応じる方針を決めたと一斉に報じた。民放「チャンネル12」は25日、「数日以内の合意もあり得る」との駐米イスラエル大使の発言を伝えた。

 停戦案を巡っては、レバノン政府とヒズボラも前向きに検討しているとされる。ただ、イスラエル軍がレバノンでの自由な行動を求めているのに対し、ヒズボラは「主権を侵害する条件は認めない」とするなど、隔たりは埋まっていない。イスラエルの公共放送カンなどによると、米国防総省高官が25日にもイスラエルを訪問しイスラエル・カッツ国防相と協議する。

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