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トヨタが26年に発売予定のEV、生産開始を27年半ばに延期へ…車両性能を高めるため

読売新聞 / 2024年11月26日 19時54分

トヨタ自動車本社(愛知県豊田市で、読売ヘリから)

 トヨタ自動車が2026年に発売予定としていた次世代の電気自動車(EV)の生産開始を27年半ばに延期する方針を固めたことが分かった。関係者によると、開発に余裕を持たせて性能の向上を図るという。

 次世代EVは、航続距離を一般的なEVの約2倍にあたる1000キロに伸ばす計画だ。トヨタ独自のソフトウェア「アリーン」や、人工知能(AI)による次世代音声認識、アルミ部品を一体成型する「ギガキャスト」などの先端技術が採用される。23年10月に高級車ブランド「レクサス」のEVとして、試作車「LF―ZC」を発表していた。

 関係者によると、多くが開発中の技術で、車両の性能を高めるには、生産を半年ほど遅らせる必要があると判断したという。

 世界のEV市場の減速を受け、海外メーカーでもEVの生産計画を見直す動きが相次いでいる。トヨタは、エンジン走行が可能なプラグインハイブリッド車(PHV)とEVの両方に使える車台(プラットフォーム)を開発するなど、両にらみでの投資を続けている。

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