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前日の「作品に罪は無い」から一転... ギター逮捕→不起訴の音楽ユニット「ツユ」が全楽曲削除へ

J-CASTニュース / 2024年11月27日 13時15分

前日の「作品に罪は無い」から一転... ギター逮捕→不起訴の音楽ユニット「ツユ」が全楽曲削除へ

プロフィール文は「2024.12.31(Finale)」に。ツユ公式X(@TUYU_official)より

音楽ユニット「ツユ」の公式Xアカウントが2024年11月26日、「全楽曲削除のお知らせ」を公開した。

「曲に罪は無い」「作品には罪が無い」主張も

ツユをめぐっては、バンドのすべての楽曲の作詞作曲を手掛けてきたギター・コンポーザーの「ぷす」こと矢野麻也氏が5月31日に殺人未遂容疑で逮捕された。各社報道によると、東京・中野区のマンションで交際相手だった10代の女性を包丁で刺したとして、殺人未遂の疑いで逮捕された。

その後、ツユ公式Xは10月2日になって、矢野氏が8月30日付で不起訴処分となり、釈放されたと報告した。

逮捕を受け、6月に行われる予定だったライブ2公演とCDが発売中止されたほか、すべての楽曲がKONAMIの音楽ゲーム各種から削除されるなど、バンド活動に大きな影響が起きた。

逮捕時点でツユは3人組だったが、矢野氏以外の各メンバーおよびサポートスタッフはツユとしての活動を行わないことを発表し、ユニットとしては事実上の活動終了となった。現在は、矢野氏がひとりで活動を続けている。

そして、ツユ公式Xは11月25日、「作品に罪は無い」とする文章を公開した。

「音楽ユニットとして事実上の崩壊以降、数々のイメージダウンに繋がる行為を自ら繰り返してしまい、本当に申し訳ありません」と謝罪した上で、「『ツユ』に限らず、あらゆる問題行動が見受けられたアーティストに対して『曲に罪は無い』『作品には罪が無い』という議論が繰り返されてきました。結論から申し上げますと、その<最終到達地点>を見てみたくなったのです」という。

「あらゆる苦悩や希望の中で生まれてきた作品達はその後の『イメージダウン』によって、その価値が失われてしまうのか? あらゆる疑念を晴らす為、手段を選びませんでした。結果、どれだけ炎上行為を繰り返してもそのたびにYouTubeやサブスク等の再生回数は減る所か、増え続ける一方でした。作品に罪が有るのなら、見向きもされなくなるはずです」

ファン「こんな結末は望んでないです」

また、「コメントを見る限り、今後『ツユ』としての活動が望めない中で今までの作品に対して『消さないで欲しい』と悲願する方も大勢居られました」とし、「判断基準が限りなく曖味ですが、『全体』としては『作品に罪は無い』。このように結論付けさせて頂きます」と主張していた。

文章は「これからも我が子のような作品達を、末永く宜しくお願いします」とまとめていたが、一転して26日、「全楽曲削除のお知らせ」を公開する。

「皆様からの真っ当なご指摘を真摯に受け止め、ツユ楽曲(ぶす作詞・作曲)を全削除する運びとなりました。関係者との協議の上、このような決断となってしまい大変心苦しい限りですが、ご理解のほど、何卒宜しくお願いします」とした。

12月31日をもって楽曲の削除を行うといい、発表後、Xアカウントのプロフィール文も「2024.12.31(Finale)」と改められた。

投稿には、ファンからの「削除までしなくてもいいんじゃないですか...? 今までの努力の結晶ですよ......こんな結末は望んでないです」「事件はすごくショックで正直ぷすさんへの気持ちも変わっちゃったけど、ツユの曲が好きな気持ちは全然変わらなくて...消して欲しくないって思っちゃうのは無責任すぎるのかな...」と悲しむ声が多く寄せられている。

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