配偶者がいる岸和田市長、性的関係巡り和解…強要されPTSD発症の女性「許したわけではない」
読売新聞 / 2024年11月28日 21時54分
大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)から性的な関係を強要され、精神的苦痛を受けたとして、政治活動で関わりがあった府内の女性が市長に慰謝料など約2280万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁であり、和解が成立したことがわかった。14日付。市長が女性に対し、訴訟に至ったことを謝罪し、解決金500万円を支払う。
和解調書では、地裁が「市長の地位や影響力を考慮すると、純粋に対等な関係とは言えず、優越的な立場にあった」と指摘。永野市長は公人で配偶者がいることも踏まえ、「性的な関係を持つことはよくよく自制すべきだったという非難は免れない」と言及し、和解勧告を行ったとした。
女性の代理人弁護士によると、女性は2019年に永野市長と知り合い、同年6月、性的な関係を求められて拒むことができなかったと主張。関係は21年1月頃まで継続し、女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとし、22年6月に提訴した。訴訟で市長側は「同意があった」と反論していたという。
女性は「被告を許したわけではない。今でも本当に悔しい」とコメントした。
永野市長は18年に大阪維新の会公認で初当選し、2期目。28日に大阪市内で報道陣の取材に応じ、「私に非があるとは思っていない」と述べ、辞職を否定した。
大阪維新の吉村洋文代表は28日、「本人から事情を聞いて党として判断したい」と述べ、綱紀委員会を設置したことを明らかにした。
この記事に関連するニュース
-
大阪維新、岸和田市長を調査へ 吉村代表「トップとして判断」 女性との性的関係巡り
産経ニュース / 2024年11月28日 22時23分
-
岸和田市長、性的関係強要で和解=「優越的立場」認定―大阪地裁
時事通信 / 2024年11月28日 19時41分
-
大阪・岸和田市長、性的関係巡り女性と和解 2年前に提訴、本人否定
毎日新聞 / 2024年11月28日 18時12分
-
大阪・岸和田市長、性的関係をめぐり和解 女性「今でも悔しい」、市長「自分に非はない」
産経ニュース / 2024年11月28日 17時30分
-
【速報】大阪・岸和田市長が女性との性的関係めぐり訴訟に発展 その後和解 市長は「性加害したとかそういったことは絶対ない」「まったく非はないです」と話す
ABCニュース / 2024年11月28日 16時47分
ランキング
-
1財源明確化、国民民主に求める=年収の壁で「論点」提示―自公両党
時事通信 / 2024年11月28日 16時5分
-
2「僕は無実です。独房で5年半くじけずに闘い続けて良かった」2歳女児への傷害致死罪に問われた父親に『逆転無罪判決』
MBSニュース / 2024年11月28日 18時25分
-
3194キロ衝突死、懲役8年判決…当時少年の男に危険運転致死を適用
読売新聞 / 2024年11月28日 15時40分
-
4原発の汚染水処理めぐり12億円を詐取か…64歳の会社役員の男を逮捕 架空の発注があったかのように装った疑い
MBSニュース / 2024年11月28日 19時40分
-
5闇バイトで金銭トラブルか 留学生を監禁・恐喝未遂容疑で中国籍5人逮捕 警視庁
産経ニュース / 2024年11月28日 13時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください