読売333、資産運用立国を推進へ…「指数市場は活性化する」
読売新聞 / 2024年11月28日 21時41分
読売新聞社が来年3月から、新たな株価指数「読売株価指数(読売
株価指数
上場企業は、株式が市場で取引されて株価が日々変動する。株価指数は各企業の値動きをひとまとめにして市場全体の動向を示したもので、指数によって対象企業や算出方法が異なる。
米国や日本など各国市場の動向を示すものが、代表的な指数として知られる。米国のダウ平均株価(30種)や米主要約500社でつくる「S&P500」などが世界的に知名度が高い。また、企業規模や業種別、「脱炭素」や「半導体」といったテーマ別など、国内外に無数の指数が存在している。
資産運用会社は、これらの指数に連動する投資信託などを作る。投資家は成長が期待できる投資信託に資金を投じることで、分散投資をしながら中長期的な資産形成ができる。
成長可能性
読売333は、大企業などに偏ることなく、将来的に成長する可能性がある企業の値動きを取り込めることが特徴だ。構成銘柄の値動きを同じ比率で反映する算出方法「等ウェート型」を採用しており、中長期的なパフォーマンスの良さが期待される。
銀行や証券会社の資産運用事業を支援する、日本資産運用基盤グループの大原啓一社長は「日本の資産運用業界にとって前向きなステップだ。将来的にはグローバルな指数への展望も期待したい」と述べた。
指数に詳しいSMBC日興証券の伊藤桂一氏は、「日本市場の規模からすると銘柄数は妥当で、(新指数の登場で)指数の市場は活性化する。ただ、競争は厳しい」と指摘する。「良い指数だが、普及にはプロモーションが必要」(大手証券)との声もある。
国内指数
日本の代表的な株価指数としては、東証株価指数(TOPIX)と日経平均株価(225種)が知られている。TOPIXは、旧東証1部上場に相当する約2100社で構成する。企業規模に応じた値動きを反映できる一方、時価総額が大きい企業の影響を受けやすい特徴がある。日経平均は、業種のバランスを踏まえた225銘柄で作る。知名度が高い一方、1株あたりの株価が高い企業の値動きが強く影響する。
この記事に関連するニュース
-
株価指数「読売333」、政府や投資家から期待の声…林官房長官「新たな投資商品の提供につながる」
読売新聞 / 2024年11月28日 20時0分
-
読売333、米紙「TOPIXなどに代わる選択肢として新たな株価指数」
読売新聞 / 2024年11月28日 11時47分
-
日本企業への投資を後押し、経済の好循環図る…読売333「等ウェート型」で特定企業の値動きに偏らず
読売新聞 / 2024年11月28日 5時0分
-
投資信託とは…複数の株・債券に分散、リスク抑え中長期的に利益
読売新聞 / 2024年11月28日 5時0分
-
株価指数「読売333」、来年3月に創設…「等ウェート型」日本経済に新たな指標
読売新聞 / 2024年11月28日 5時0分
ランキング
-
112月の電気代、大手9社で値下げへ 1月からは補助金も再開
日テレNEWS NNN / 2024年11月28日 15時14分
-
2ダイハツ 軽トラ「ハイゼット トラック ローダンプ」約5千台リコール届け出
ABCニュース / 2024年11月28日 15時44分
-
3ヨーカ堂買収、争奪幕開け 入札に住商や米ファンド
共同通信 / 2024年11月28日 22時9分
-
4東京4位、日本から4都市 世界都市ランキング100
共同通信 / 2024年11月28日 14時52分
-
5業績悪化のユニチカ、上埜社長ら全取締役が辞任へ…ガバナンス強化に向け新体制へ
読売新聞 / 2024年11月28日 18時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください