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水原一平被告への量刑言い渡し延期…大谷翔平は自身のサイン入り含む野球カード5000万円分返還求める

読売新聞 / 2024年11月28日 20時58分

米ロサンゼルスの連邦地裁を出る水原一平被告(中央)=ロイター(2024年5月14日撮影)

 【ロサンゼルス=後藤香代】米カリフォルニア州の連邦地裁は27日、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(30)の元通訳、水原一平被告(39)への量刑言い渡しを12月20日から来年1月24日に延期すると決定した。

 水原被告側が27日に連邦地裁に提出した文書によると、水原被告は自身のギャンブル依存症について、量刑の判断に必要な報告書の提出準備を進めてきた。24日に心理学者との面談を予定していたが、体調を崩して出席できず、「量刑言い渡し前に報告書が提出できないと不利益を被る」として期日の延期を求めていた。

 一方、大谷選手は26日、水原被告が大谷選手の預金口座から購入し、連邦政府が没収した約32万5000ドル(約5000万円)分の野球カードについて、自身への返還を求める申立書を連邦地裁に提出した。没収財産には、大谷選手の所有物である自身のサイン入りカードも含まれていた。

 水原被告は大谷選手の口座から約1700万ドル(約26億円)をだまし取った銀行詐欺罪に問われている。司法取引に沿って罪を認めており、量刑言い渡し後は収監される見通しだ。

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