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池袋暴走事故の遺族に「金目当てで草」「殺してあげよっか?笑」 中傷したのは「14歳の女子中学生」だった

J-CASTニュース / 2024年11月28日 15時50分

池袋暴走事故の遺族に「金目当てで草」「殺してあげよっか?笑」 中傷したのは「14歳の女子中学生」だった

松永拓也さん(2021年2月、公判後の会見より)

妻と娘を失った池袋暴走事故の被害者遺族・松永拓也さんが2024年11月28日、Xで自身に対する殺害予告を行っていた人物が14歳の女子中学生だったことについて、胸中をつづった。

「子どもと妻死んで悲しいか?笑 おつで一す」

28日の報道によると、9月に松永さんをメールで脅迫したなどとして、警視庁が横浜市の中学3年生の女子中学生を書類送検する方針を固めたという。

女子生徒は交通事故で家族を失った遺族の団体「関東交通犯罪遺族の会」通称「あいの会」に送信したメールの中で、池袋暴走事故の遺族である松永さんに対し「殺してあげようか」などと脅迫した疑いなどがもたれている。

松永さんは9月12日にXで「メールでの脅迫。メールなら身元特定が出来ないとでも思っているのだろうか...」と実際に送られたメールのスクリーンショットを公開していた。

女子生徒は松永さんを「池袋暴走事故の松永よ子どもと妻死んで悲しいか?笑 おつで一す」などとあおり、「完全に金目当てで草笑 死ねばいいのに?」などと中傷。さらに、「そんなに辛いなら私が変わりに殺してあげよっか?笑」「殺せ殺せ死ね死ね 

松永拓也家いったろか? 特定して笑行きまあ~ス」などと殺害予告を行っていた。

10月13日には、「殺害予告の件。警察によって加害者は特定されましたのでご報告いたします」としていた。

「未成年があのような恐ろしい殺害予告を行ったことに、驚きと戸惑いを感じています」

送信者が中学生だったことについて、松永さんは28日、「私に対する殺害予告の件。中学生(14)が書類送検されました」としてXで胸中を明かした。

「未成年があのような恐ろしい殺害予告を行ったことに、驚きと戸惑いを感じています」

対応に関しては「悩みましたが、未来ある未成年が、これからより大きな過ちを犯さないよう、私は先人として、毅然とした対応を取ることが重要だと考えました」と説明。

その上で、「彼女には未来があります。その未来のために、ちゃんと社会的責任を果たし、深く反省した上で、自分と他人の命を大切に生きていく一歩としてほしいと願っています」としている。

「当初、地元警察の対応は緩慢でした」

本件に際し、あいの会の代表理事・小沢樹里氏もブログで声明を発表している。

警察の対応にも問題があったといい、「脅迫のあった当初、地元警察の対応は緩慢でした。脅迫による被害の深刻さを何度も説明しても、担当刑事は理解せず(理解しようとせず)、申請した被害届も、なかなか受理しようとせず、あまつさえ『一旦保留』という扱いにされ、一向に捜査を進めてもらえない状況が続きました」。

こうした経験から「担当刑事の当たりハズレ」をなくし、被害届の受理に関する「明らかな虚偽や不合理でない限り、出された被害届は即時に受理されなければならない」というルールを守ってほしいと訴えた。

また、女子生徒の家族に対しても「加害者少年個人の問題だけでなく、その家族の対応にも大きな責任があると考えています」と主張。

「おそらく自宅などの場において、インターネットを通じ、犯行が繰り返されていたにもかかわらず、保護者が適切な対策を講じなかったことは無視できません」とし、「加害者少年への処罰のみならず、家族全体で責任を受け止め、その再犯防止に向けて、継続的な取り組みが大切であると考えています」とした。

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