ススキノのビル火災、搬送の男が事件直前にＸで予告か「楽しいことするよ」…現場付近では車を発見

火災があった現場周辺を調べる捜査員（２７日午前１１時３分、札幌市中央区で）＝原中直樹撮影

　札幌市ススキノ地区にある雑居ビルのガールズバーが放火された事件で、心肺停止状態で搬送された男（４１）のものとみられる車が現場のビルの付近で見つかったことが分かった。

　男には店内にガソリンをまいて放火し、交際相手だった２０歳代の女性従業員ら３人に重傷を負わせた疑いがあり、道警は男がガソリンを運ぶために車を使ったとみて調べている。

　事件は２６日午後３時２０分頃に発生。道警によると、女性は７日夜に交番を訪れ、同居中の男と別れ話を巡ってトラブルになっていると相談していた。２人は同市東区の女性宅で暮らしていたが、女性は道警の勧めで８日から別の場所に避難していたという。

　事件直前の同３時９分には、男とみられるアカウントでＸ（旧ツイッター）に「楽しいことするよ」と投稿されており、事件の予告だった可能性がある。