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12月発射のカイロス2号機に人工衛星5基搭載、仏像も設置…初号機は爆発

読売新聞 / 2024年11月30日 10時3分

 和歌山県串本町の発射場から12月14日に打ち上げる小型ロケット「カイロス」2号機(全長18メートル)について、宇宙開発の新興企業「スペースワン」(東京)は29日、民間企業や台湾などの小型人工衛星5基を宇宙に運ぶ計画などを発表した。衛星の一つには宇宙から世界の平和を願い、仏像を設置しているという。

 3月に打ち上げた初号機は、燃料の燃焼速度やロケットの推進力が当初の予測を下回り、発射から約5秒後に異常を検知し自動で爆破させるシステムが作動し爆発。2号機では、燃焼速度の計測などを見直した。

 打ち上げは12月14日午前11時~同20分頃を予定。衛星は発射から約55分後に高度約500キロ・メートルの宇宙空間に順次放出される。

 今回は、新興企業「テラスペース」(京都府京田辺市)や台湾の宇宙機関、別の新興企業の支援を受けた高校生らがそれぞれ製作した衛星5基を搭載。光通信の実験などを行う。

 テラスペースは衛星に搭載した機器の動作確認などを行う。衛星上部には仏像がまつられ、「宇宙寺院 劫蘊寺ごううんじ」と名付けられた。

 衛星を軌道に投入できれば民間初で、スペースワンの豊田正和社長は「利便性の高い衛星を打ち上げて、宇宙産業の発展に貢献したい。全員が『今度こそは』という思いだ」と話した。

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