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イスラエル軍がレバノン南部を空爆、「停戦の合意違反に対応」と主張

読売新聞 / 2024年11月30日 13時0分

29日、ベイルートで、がれきの中から荷物を拾う女性=AP

 【エルサレム=福島利之】イスラエル軍は29日、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの「テロ活動」が確認されたとして、同国南部で空爆を行ったと発表した。27日の停戦発効の翌日から断続的に空爆が続いている。

 停戦合意では、イスラエル軍はレバノン南部から段階的に撤退するとされたが、29日の声明で同国南部に展開した軍が「合意の違反行為に対応する」と主張し、戦闘を続ける姿勢を示唆した。

 一方、ヒズボラの指導者ナイム・カセム師は29日に公開された停戦後初のビデオ演説で「ヒズボラの組織が完全に排除されることを阻止し、偉大な勝利を収めた」とアピールした。停戦維持のため、レバノン軍に協力する意向も示した。

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