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カナダ大手紙など5社がオープンAI提訴…チャットGPTの学習で著作権侵害、賠償金数千億円か

読売新聞 / 2024年11月30日 18時20分

オープンAIとチャットGPTのロゴ=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】カナダの大手報道機関5社が著作権を侵害されたとして、対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIをカナダ・オンタリオ州の裁判所に提訴した。提訴は11月28日付。チャットGPTの学習に記事が不当に利用されたと訴え、損害賠償などを求めている。

 訴状によると、提訴したのは大手紙「トロント・スター」や「グローブ・アンド・メール」の発行会社、カナダ放送協会など。チャットGPTの学習に無断で利用された記事1本につき、2万カナダ・ドル(約210万円)の損害賠償を求めており、賠償金は総額で数千億円に上る可能性がある。記事の不当利用の差し止めも求めている。

 訴状は「記者や編集者が膨大な労力をかけて生み出した成果を不正に取得し、商業利用している」とオープンAIを批判した。現地メディアによると、オープンAIは「チャットGPTは公開されたデータに基づいて学習を行っている」と反論している。

 米紙ニューヨーク・タイムズもAIの学習に記事が無断使用されたとしてオープンAIを提訴している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの発行会社などは記事利用に関してオープンAIと提携している。

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