ダンプカーで対向車に衝突、一家３人を死傷疑い…男を危険運転致死傷容疑で逮捕

乗用車と衝突し斜面に転落したダンプカー（１１月１２日、広島市安佐南区で、読売ヘリから）＝宇那木健一撮影

　広島市安佐南区で１１月、ダンプカーが乗用車に衝突した事故で、乗用車の２人を死亡させるなどしたとして、広島県警は２日、ダンプカーを運転していた同区東野、会社員山崎雅彦容疑者（５９）を自動車運転死傷行為処罰法違反（危険運転致死傷）の疑いで逮捕した。山崎容疑者は「危険運転という部分は納得いかない」と一部否認しているという。

　発表では、山崎容疑者は１１月１２日午前８時３５分頃、同区上安町の県道で、制御困難な高速度で下りカーブを運転。横滑りしながら中央線を越え、対向車線を走っていた無職男性（８０）運転の乗用車に衝突して斜面に転落させ、３人を死傷させた疑い。

　この事故で、男性と助手席の妻（７６）が頭を強打して亡くなり、後部座席の娘（４９）は意識不明の重体となった。山崎容疑者も肩の骨を折るなどの重傷を負った。