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肥満治療薬「ゼップバウンド」製造販売を承認…ダイエット目的の不正使用で世界的に一時品薄

読売新聞 / 2024年12月2日 21時30分

 厚生労働省の専門家部会は2日、米製薬大手イーライリリーが開発した肥満症治療薬「ゼップバウンド」について、製造販売の承認を了承した。2月に肥満症としては約30年ぶりの新薬が発売されており、治療の選択肢が広がることになる。

 ゼップバウンドは注射薬で、食欲を抑え、体重減少の効果がある。肥満症と診断され、高血圧や脂質異常症の持病があるなど、一定の条件を満たす患者が対象となる。日本人を対象とした臨床試験では、高用量での投与を週1回、72週続けたグループの体重が平均22・7%減少した。

 同社は、同じ成分の薬を2型糖尿病の治療薬としてすでに販売しているが、世界的な需要増に加え、美容・ダイエット目的での不適切な使用も相次ぎ、一時、品薄状態となっていた。

 部会では、遺伝性の筋萎縮いしゅく性側索硬化症(ALS)の治療薬「クアルソディ」の製造販売承認も了承された。ALS患者の約2%を占める遺伝子変異がある患者が対象。筋力低下を招く有害なたんぱく質の生成を抑える効果が期待される。

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