1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ヒズボラが停戦後初の攻撃、イスラエルも空爆で応酬…停戦合意は崩壊の危機

読売新聞 / 2024年12月3日 10時39分

2日、イスラエル北部のレバノンとの国境付近で、ヒズボラの攻撃で炎上した車両=AP

 【エルサレム=福島利之】レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラは2日、イスラエル北部に2発の迫撃砲を撃ち込んだ。この攻撃を受け、イスラエル軍は同日、レバノン南部を中心に激しい空爆を行った。双方の応酬で停戦合意は崩壊の危機に直面している。

 イスラエルとレバノンの両政府の間で11月27日に停戦が発効して以来、ヒズボラがイスラエル領内を攻撃したのは初めて。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2日、「深刻な停戦違反だ」として、「イスラエルは激しく応戦するだろう」との声明を出した。

 イスラエル軍の発表によると、ヒズボラは2日夕、イスラエル北部の占領地ゴラン高原のドブ山に2発の迫撃砲を撃ち込んだ。人のいない場所に落ち、けが人はいなかった。イスラエル軍は2日夜、レバノン南部の迫撃砲の発射拠点を空爆した後、ヒズボラが拠点とする東部ベカー高原などのレバノン各地を空爆した。

 停戦は、双方が60日間戦闘を停止し、イスラエル軍がレバノン南部から段階的に撤退する一方、ヒズボラはレバノン南部を流れるリタニ川以北に撤退することが柱。イスラエルは停戦後も連日、ヒズボラの拠点を断続的に攻撃している。

 ヒズボラは「自衛のために攻撃した」との声明を出した。レバノンのナビハ・ベッリ国会議長は2日、イスラエルによる54回以上の停戦違反があったとし、国際的に停戦を監視する委員会の設立を求めた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください