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韓国で突然の戒厳令、米国は事前に知らされず…「解除」をブリンケン国務長官「歓迎する」

読売新聞 / 2024年12月4日 10時14分

戒厳令を発令した後、国会正門前に集まる人々(4日、韓国・ソウルで)=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠、ロンドン=蒔田一彦】米国のブリンケン国務長官は3日夜(米東部時間)に発表した声明で、韓国の尹錫悦ユンソンニョル大統領が戒厳令を解除すると表明したことを「歓迎する」と述べた。「政治的な意見の相違が平和的に、法の支配に基づいて解決されることを引き続き期待している」とも訴えた。

 米国家安全保障会議(NSC)の報道官も3日夜の声明で、「尹氏が宣言を撤回し、国会の議決を尊重したことに安堵あんどしている」と述べた。「民主主義は米韓同盟の基盤であり、我々は状況を注視し続ける」とも強調した。

 米国務省によると、戒厳令の宣言は、米国に事前に知らされていなかった。カート・キャンベル国務副長官は、解除前の3日午前、「重大な懸念」を表明していた。米国防総省のパット・ライダー報道官は3日午後の記者会見で、在韓米軍の活動に影響はなかったとの認識を示した。

 米ホワイトハウスによると、アフリカのアンゴラを訪問中のバイデン大統領も断続的に状況報告を受けた。

 英外務省のキャサリン・ウェスト閣外相(インド太平洋担当)は3日、戒厳令発出を受けた声明で、「深い懸念」を表明した。在ソウルの大使館を通じて韓国当局と連絡を取っているとし、「韓国の法律や憲法にのっとった、事態の平和的解決を求める」と呼びかけた。

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