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暗視装置をつけた兵士の国会突入にバリケードで抵抗、ソウル市民は「尹錫悦逮捕!」と夜通し抗議

読売新聞 / 2024年12月4日 12時10分

国会内で、兵士の侵入を防ぐために消火器を噴射する国会職員ら(4日)=AP

 【ソウル=依田和彩、小池和樹】韓国の尹錫悦ユンソンニョル大統領が3日夜に「戒厳令」を発表したことを受けて、ソウル市内の国会周辺などは戒厳令解除を求める市民らと警察官らがもみ合うなど、一時騒然となった。

 国会敷地内には4日未明、暗視装置をつけ、銃を持った兵士らが突入した。建物の外では兵士らの入館を阻止しようとする人たちともみ合いになった上、議員補佐官らがソファなどの家具で扉を封鎖して、兵士らの突入に抵抗する様子がみられた。

 国会の出入り口には警察官が配置され、厳戒態勢がとられた。正門前の道路は戒厳令に抗議する市民で埋め尽くされ、時間を追うごとに市民の数は増えていった。韓国・聯合ニュースによると、国会前に集まった市民は一時4000人に達した。

 門を開けるように求める市民と警察官がもみ合いになり、騒然とする場面が何度もあった。市民らは「戒厳令を解除しろ」「尹錫悦、逮捕!」と夜通し叫び、抗議活動を続けた。

 戒厳令が解除された後の4日午前7時頃には、警察官が正門前の道路で抗議を続けていた市民を歩道へ誘導した際、市民が警察ともみ合いとなり、再び騒然とした。その後も多数の警官が警戒する中、正門前では抗議活動が続いた。

 大統領府では3日深夜から、警察官が大統領府周辺に近づこうとする人の身分証を確認するなどし、緊張感が漂った。大統領府内にいた記者らも退去を命じられるのではないかと不安そうに過ごしていた。

 4日朝からは企業や学校が通常通り始業したが、韓国社会は45年ぶりの戒厳令の宣布に強い衝撃を受けている。

 ソウル中心部に住む韓国人の男性会社員(28)は3日深夜、「勤務先からバスで帰宅途中、スマートフォンを見ていて突然流れたニュースで戒厳令が出たことを知った。これからどうなるのか」と不安そうに話した。

 韓国在住の日本人社会にも不安が広がっている。在韓国日本大使館は4日未明、「混乱や衝突など、不測の事態が生じる可能性が否定できない」として注意を呼びかけるメールを送信した。

 同日朝、ソウル日本人学校に長男を送り届けた男性(38)は「これから一体何が起こるのかと不安だ」とこわばった表情で話していた。

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