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JR東、26年春にも値上げ…山手線の切符の初乗り運賃を10円引き上げ160円に

読売新聞 / 2024年12月4日 19時17分

JR東日本のロゴ

 JR東日本が、2026年春に運賃を値上げする方針を固めたことが4日、分かった。山手線の切符の初乗り運賃は150円から10円引き上げ、160円とする方針だ。値上げ分は、鉄道施設の安全対策への投資や、物価や人件費の上昇を受けたコスト増加の対応に充てる。

 JR東は近く、国土交通省に申請する。認可されれば、システム改修などを行った上で実施する。JR東の運賃は、輸送距離に応じて設定されている。今回の値上げでは、首都圏の一部区間に限り安く抑えていた運賃体系も見直す考えだ。

 JR東は23年3月、駅のバリアフリー化の費用を運賃に上乗せする国の制度を活用し、首都圏の主要路線で運賃を10円引き上げた。バリアフリー化の費用確保や消費税の導入、増税に伴う値上げを除くと、運賃の改定は1987年の国鉄民営化後初めてとなる。

 鉄道の運賃は、経費に適正な利益を上乗せした「総括原価」を基に算出されている。国土交通省は今年4月、算定ルールを見直し、脱炭素などへの投資や人件費などコストの増加を運賃に反映しやすくする制度を導入した。首都圏の鉄道事業者では、西武鉄道が26年春にも値上げを行う方針を示している。

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