自民・谷垣元総裁、法務部会で保護司制度の充実を要望…１年ぶりに党本部来訪

自民党の会議であいさつする谷垣禎一・元総裁（４日午後、自民党本部で）

　自民党の谷垣禎一・元総裁が４日、党本部で行われた法務部会などの合同会議に出席し、保護司制度の充実に向けた取り組みの強化を要望した。

　元法相でもある谷垣氏は、全国保護司連盟の理事長を務めており、約１年ぶりに党本部を訪れたという。

　この日の会議で谷垣氏は、「生きづらさや孤独・孤立の問題がクローズアップされ、そうした人に寄り添う更生保護の役割は一層高まっている」と述べた。

　要望では、今年５月の大津市での保護司殺害事件を受け、自宅以外の面接場所の確保や、複数の保護司で担当する仕組みの拡充などを求めた。