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党の「一枚看板」不在、国民民主に打撃…玉木氏役職停止で発信力低下に懸念「とにかく今は耐え忍ぶしかない」

読売新聞 / 2024年12月5日 6時50分

 国民民主党は4日、不倫が報じられた玉木代表を3か月の役職停止処分としたことで問題の幕引きを図った。党の「一枚看板」である玉木氏の不在は影響が大きいとみられ、発信力の低下などが危ぶまれている。

 玉木氏は処分を決定した4日の両院議員総会で、出席議員を前に「一兵卒として党勢拡大に取り組む。初当選した時や、結党したときの初心に立ち返って頑張る」と謝罪した。

 処分を検討してきた党倫理委員会は、玉木氏の女性問題について「重大な注意義務違反」と指摘し、「党の名誉並びに信頼を傷つけた」と結論づけた。代表の職務には、古川元久代表代行が当たる予定だ。

 玉木氏は、SNSや動画配信を駆使した高い発信力を武器に党の支持拡大を進め、10月の衆院選で党躍進の原動力となったが、今後は定例の記者会見を開けず、「党の顔」として動くことができない。

 玉木氏のテレビ番組出演なども制限され、党の政策をアピールする機会が大幅に減るため、発信力は大きく低下する見通しだ。来夏の参院選などに向けた候補者の擁立作業にも影響が出そうだ。

 同党が掲げる「年収103万円の壁」見直しに向けた与党との政策協議も玉木氏が事実上、議論を主導してきた経緯がある。党内からは「与党ペースに持ちこまれかねない」(中堅)と懸念する声も出ている。

 党内には玉木氏に代わる人材が見当たらず、不祥事を受けても辞任を求める声は党内から上がっていない。若手議員は「とにかく今は耐え忍ぶしかない」と語った。

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