女川原発２号機、原子炉再起動を５日以降に延期…２６日開始の営業運転は「影響ない」

女川原発２号機（１０月２９日、宮城県女川町で）＝読売機から、大石健登撮影

　東北電力は４日、点検で停止中の女川原子力発電所（宮城県女川町、石巻市）２号機について、同日に予定していた原子炉の再起動を５日以降に延期すると発表した。２６日にも開始予定の営業運転については、「現時点で影響はない」としている。

　東北電によると、タービンから出た蒸気を海水で冷やす「復水器」の配管やフィルターに、海藻や貝などのゴミが詰まっているかどうかの確認作業に時間がかかっているという。

　２号機は１０月２９日の再稼働後、機器トラブルで１１月４日にいったん停止した。１３日に起動し、安全対策の一環として原子炉を再び止め、機器や設備を点検してきた。