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箱根駅伝の21チーム、各16人の選手をエントリー…3冠目指す国学院大か2連覇狙う青学大か

読売新聞 / 2024年12月10日 15時0分

第100回箱根駅伝往路・大手町の読売新聞社前でスタートを待つ選手たち(1月2日、東京都千代田区で)=永井秀典撮影

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)のチームエントリーが10日行われ、オープン参加の関東学生連合を含む21チームが各16人の選手名簿を提出した。出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝に続いて今季3冠を目指す国学院大、2連覇を狙う青学大、前回2位の駒大を軸に激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。

 今季は出雲、全日本とも上位6校(出雲5位のアイビーリーグ選抜を除く)の顔ぶれ、順番は同じだ。

 国学院大は、今年の大阪マラソンを制した大黒柱の平林清澄(4年)、日本学生ハーフマラソン選手権覇者の青木瑠郁るい(3年)らが順当にエントリー。山本歩夢(4年)は全日本6区区間新で復活をアピールし、辻原ひかる(2年)も好調だ。前回総合5位のメンバーだった田中愛睦あいむ(同)、鎌田匠馬(3年)がエントリーから外れるほど選手層は厚みを増した。懸案の5、6区を乗り切れれば、史上6校目の大学駅伝3冠、悲願の箱根初優勝が見えてくる。

 青学大は前回、2区黒田朝日(3年)、3区太田蒼生(4年)の連続区間賞で波に乗った。今季は出雲、全日本とも3位にとどまるが、両駅伝で連続区間賞の鶴川正也(同)も加わり、強力な3本柱ができた。前回5、6区でともに区間2位の若林宏樹、野村昭夢の4年生コンビも強みだ。全日本3区5位の折田壮太(1年)はメンバー外で、1年生が4人登録。前回優勝メンバー7人と新戦力が融合し、10大会で7度優勝の大一番に照準を合わせる。

 駒大は2季連続3冠の夢が破れた前回の雪辱を期す。出雲5区2位の島子公佑(2年)はエントリーから外れたが、軸はしっかりしている。全日本ではエース篠原倖太朗(4年)が7区、山川拓馬(3年)が8区でそれぞれ区間賞の走りで追い上げ、出雲に続いて2位と底力を見せた。前々回6区区間賞の伊藤蒼唯(同)が駅伝シーズン好調なのも心強い。故障で戦列を離れている5000メートル日本歴代2位の佐藤圭汰(同)の復調具合が、王座奪還の行方を左右しそうだ。

 3強を追う一番手は出雲、全日本でともに過去最高成績の4位だった創価大だ。エース吉田響(4年)は5区へ準備万端。出雲は回避したスティーブン・ムチーニ(2年)も復帰し、小暮栄輝(4年)、野沢悠真(3年)の充実も収穫だ。往路で勢いをつけ、初の総合優勝を虎視眈々たんたんと狙う。

 早大は出雲6位、全日本5位と地力は十分。前回2区4位のエース山口智規(同)が1万メートル27分台に突入し、同5区6位の工藤慎作(2年)も駅伝で好走を続ける。7年ぶりのトップ3への飛躍なるか。城西大は前回チーム史上最高の3位。出雲、全日本で3区区間賞のビクター・キムタイ(3年)、斎藤将也(同)の2枚看板で再度の躍進を視野に入れる。

 前回6位に入った法大は6区区間賞の武田和馬(4年)、5000、1万メートルで学内記録を塗り替えた大島史也(3年)が浮沈の鍵を握る。帝京大はエース山中博生(4年)を中心にした粘り強いレースが持ち味。課題の特殊区間を乗り切り、存在感を示したい。大東大は棟方一楽かずら(2年)が上尾シティハーフマラソンを好タイムで制した。9年ぶりにシード権を獲得した前回からのさらなる前進を狙う。

 体調不良者続出で前回13位の中大は、7区区間賞の吉居駿恭しゅんすけ(3年)、溜池一太(同)ら実力者がそろい上位に入っても不思議ではない。昨季は全日本14位から箱根4位と巻き返した東洋大は梅崎蓮(4年)を中心に夏場の故障者も復帰し、20年連続のシード権確保を最低限の目標に掲げる。

 予選会首位通過の立大は全日本7位で63年ぶりのシード権獲得を視界に捉える。

 29日の区間エントリーを経て、大会は来年1月2、3日、東京・大手町の読売新聞社前から神奈川県箱根町の芦ノ湖駐車場入り口までの往復10区間217・1キロのコースで行われる。

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