1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

19歳の馬場咲希、最終18番バーディーで来季の米ツアー出場権獲得…8mねじ込み涙

読売新聞 / 2024年12月11日 13時35分

18番、バーディーパットを決める馬場咲希=平沢祐撮影

 【モービル(米アラバマ州)=平沢祐】米女子ゴルフツアーの来季出場権を争う最終予選会は10日、アラバマ州モービルのマグノリアグローブ(パー72)でサスペンデッドになった最終ラウンドの残りが行われ、通算27アンダーでトップだった山下美夢有ら日本勢5人が、25位タイまでに与えられる出場権を得た。岩井千怜が21アンダーで2位、双子の姉・岩井明愛が16アンダーで5位、吉田優利が13アンダーで9位、馬場咲希は6アンダーで24位。山口すず夏は2オーバーの61位で出場権獲得はならなかった。

「つらい」1年、最後にガッツポーズ

 最終18番。来季出場権獲得のためにはあと一つ、スコアを伸ばさなければいけないと馬場はわかっていた。「入れ!」と心の中で念じた。約8メートルのスライスラインを読み切ってバーディー。小さくガッツポーズして、すぐに目を真っ赤にした。

 暫定21位で再開したこの日は、11、15番でボギーをたたき、出場権獲得圏内の25位タイから後退した時もあった。突破したいという強い思いが重圧となり、自らを苦しめていた。

 ただ、自分を救ったのもまた、気持ちだった。最後のパットは「入れることしか考えていなかった」。小学生の頃から憧れている舞台への思いを込め、ねじ込んだ。

 2年前、全米女子アマチュア選手権を日本勢として37年ぶりに制した19歳。今季は米下部ツアーを主戦場とし、慣れない環境に「つらい」とばかり感じた1年だった。最後に訪れた試練も劇的に乗りこえ、「諦めずにできてよかった」。苦しかった記憶と安堵あんどが入り交じった涙が止まらなかった。(平沢祐)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください