不合格の受験生にも「合格おめでとう」…九州工業大の生協が資料誤表記し郵送「深くおわび」

試験開始を待つ受験生（２０２２年１月、北九州市の九州工業大で）

　九州工業大学生活協同組合（北九州市）が、同大工学部の推薦入試の合格発表前に、受験生向けに郵送した入学準備資料で「合格おめでとうございます」などと誤って記していた。不合格だった受験生の保護者の指摘で発覚し、同生協は「あってはならないミスで、関係者に深くおわび申し上げたい」としている。

　生協によると、資料は生協でのアパート探しなどに関するもので、受験生約２３０人のうち希望者に対し、６日の合格発表前の２日に発送した。本来は受験生宛てとする文書について「合格者のみなさま」といった表記の修正や合格を祝う文言の削除を怠っていた。合格の発表後、数件の指摘を受け、謝罪したという。

　生協は「今後はしっかり点検し、混乱を招かないようにしたい」としている。