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形勢不利で「食事の味がしない可能性」と指摘された佐々木八段、海鮮丼と寿司のダブル注文

読売新聞 / 2024年12月12日 12時48分

竜王戦第6局2日目考慮P 終盤戦で考慮する両対局者(12日、鹿児島県指宿市で)=リモートカメラで若杉和希撮影

 藤井聡太竜王にが挑戦する将棋の第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第6局は12日、対局2日目の昼食休憩を迎えた。形勢はシリーズ3勝2敗で防衛に王手をかけている藤井竜王が優位に立っている。

 鹿児島県指宿市の指宿白水館で行われている本局で、2日目の藤井竜王の勝負めしは、好物の海鮮丼だった。挑戦者の佐々木八段は海鮮丼(ご飯少な目)と寿司(シャリ小さめ)という「昼食ダブル」の注文で、昨日と全く同じだ。

 昨日、ステーキ膳を頼んだ藤井竜王は、小鉢を含めて完食していた。佐々木八段は海鮮丼と寿司の2人前を、ほぼ完食していた。調理担当者や配膳担当者は「お二人とも、きれいに完食なされて、本当にありがたい気持ちになりました」と話していた。

 昼食休憩の時点で、形勢不利となった佐々木八段は食事の時間をどのように活用するか。本局を検討する中川大輔八段は「局面はかなり苦しいから、食事の味がしない可能性もあるが、2人前を気分転換にできるか。挑戦者は踏ん張りどころです」と語った。(吉田祐也)

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