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富士山通行料は静岡側「4000円目安」、現状2000円の山梨県は…知事「同じ水準ならベター」

読売新聞 / 2024年12月15日 14時30分

統計開始以来最も遅い初冠雪となった富士山(11月7日、山梨県側で、読売ヘリから)=杉本昌大撮影

 山梨県が値上げに向けた調整をしている富士山の通行料について、長崎幸太郎知事は12日、都内で「(静岡県側と)調和をとれるのが望ましい」との考えを明らかにした。静岡県では来年から1人4000円を目安に「入山管理料」を徴収する方針で、足並みがそろうか注目が集まっている。

 富士山の入山規制をめぐっては、山梨県が今年、規制費用などに充てるために1人2000円の通行料を導入。必要経費を踏まえて来年からの値上げを検討しており、年内に金額などを決めることにしている。

 この日、長崎知事は都内で静岡県の鈴木康友知事らと共にイベントに出席した。

 来年の入山規制について問われた鈴木知事は「(入山料を)統一できれば、富士山に来られる方が戸惑わなくて済む」と言及。長崎知事は「両県で事情が違う」としながらも「両県で同じ水準であればより混乱が少なくてベターだ」と述べた。

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