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オープンAIやメタなど6社「生成AIを人間の制御下に置く適切な戦略取っていない」…米NPO指摘

読売新聞 / 2024年12月13日 13時10分

AIのイメージ=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】米国の非営利団体「フューチャー・オブ・ライフ・インスティテュート」は11日、生成AI(人工知能)を開発する米オープンAIや米メタなど主要6社の安全対策について評価した報告書を発表した。6社とも「AIを人間の制御下に置くための適切な戦略を取っていない」とし、安全対策について外部の有識者による検証を受ける必要性を指摘した。

 オープンAIとメタ以外では、グーグルのAI開発部門のグーグルディープマインド、アマゾン・ドット・コムが出資するアンソロピック、イーロン・マスク氏が率いる「xAI」、中国の「ジープーAI」の4社が評価対象となった。

 評価は、生成AIに詳しいカナダのモントリオール大教授ら7人の有識者が担当。同団体が設定したA~Fの6段階評価で、安全対策への評価が高いAやBに該当した企業はなく、アンソロピックがC、それ以外の5社はDまたはFだった。

 報告書では、6社に対し、著作権の侵害や誤情報の拡散など、AIの不正利用を防ぐ対策が適切に実施されていないことも指摘した。

 同団体は昨年3月、高性能なAIの開発の一時停止を求める署名活動をオンラインで開始し、注目を集めた。これまでに、マスク氏ら生成AIを開発する企業のトップも含む3万人超が署名を行ったという。

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