1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

自転車運転中に公園内の崖から転落、管理する町が和解金550万円支払いへ…旭川地裁「町の過失8割」

読売新聞 / 2024年12月14日 6時49分

旭川地裁

 北海道鷹栖町が管理する公園で自転車を運転中、崖に気づかず転落して顔を負傷した当時中学生の男性(18)が約2400万円の損害賠償を求めて町を提訴し、旭川地裁で「町が550万円の解決金を支払う」などの内容の和解が成立したことが分かった。和解は11月18日付。町側は原告と被告の過失の割合を「5対5」と主張したが、地裁は「2対8」との見解を示していた。

 訴訟の記録によると、事故が起きたのは2021年7月10日午後2時半頃。男性は一直線に木が植えられた未舗装の場所を運転中、高さ約2メートルの崖から自転車ごと転落して負傷し、右目の横に傷痕が残った。運転中の男性には、進行方向に芝生のエリアが広がっているように見えたという。

 町は当初、男性との直接交渉で男性と町の過失割合を「8対2」と主張し、その後は「5対5」に譲歩。納得できない男性側が今年3月に提訴すると、地裁は双方に「2対8」の心証を伝え、通院費用や慰謝料、弁護士費用などを踏まえた解決金として「550万円」を提示した。

 町によると、現場の公園では22年度に崖をなだらかにする土木工事が行われたほか、夏季はバリケードを設置して車両の進入を防ぐなどの再発防止策も講じているという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください