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吉良邸討ち入りの日に赤穂市で義士行列、大石内蔵助役の内藤剛志さん「語り継ぐことが大切」

読売新聞 / 2024年12月15日 9時15分

陣太鼓を打ちながら歩く大石内蔵助役の内藤剛志さん(兵庫県赤穂市で)

 「忠臣蔵」で知られ、江戸時代の赤穂義士が吉良上野介邸に討ち入った日にあたる14日、兵庫県赤穂市の赤穂城跡周辺で「第121回赤穂義士祭」が開かれた。義士行列は、大石内蔵助役を俳優の内藤剛志さん(69)が初めて務め、市民らがふんする義士とともに市街地を練り歩いた。

 白と黒の討ち入り装束に身を包んだ四十七士が、城跡の大手門を出発。内藤さんがたたく陣太鼓の音に合わせ、ゆっくりと歩みを進めた。約600メートル離れた息継ぎ井戸前で、「エイ、エイ、オー」と勝ちどきをあげて締めくくると、沿道で見守った大勢の観客から拍手がわき起こった。

 内藤さんは「自分のことばかりの世の中で、こうしたことを語り継ぐことが大切だと感じた」と話した。

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