1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ドイツ・ショルツ首相の信任投票、少数与党政権で否決確実…来年2月に連邦議会選挙へ

読売新聞 / 2024年12月16日 19時58分

ドイツのショルツ首相=ロイター

 【ベルリン=工藤彩香】ドイツ連邦議会(下院、定数733)で16日、ショルツ首相に対する信任投票が行われる。首相の信任投票は2005年のシュレーダー政権以来19年ぶり。現政権は少数与党で、否決されるのが確実な情勢だ。不信任の場合、大統領が21日以内に議会を解散し、すでに与野党が合意している来年2月23日に前倒しの連邦議会選挙が行われる見通しだ。

 信任投票の実施は、ショルツ氏が11日に連邦議会に要請していた。同氏は、結果が不信任となれば即日、大統領に議会解散を提案する方針。独メディアは今月27日の議会解散が有力との見方を伝えている。

 現政権は21年、ショルツ氏が所属する中道左派・社会民主党(SPD)と環境政党・緑の党、中道リベラル・自由民主党(FDP)の3党連立で発足したが、今年11月、予算方針を巡る対立からFDPが連立を離脱。少数与党となり、政権運営が困難となっている。

 公共放送ARDの世論調査によると、政党別支持率のトップは最大野党で中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)で32%。移民排斥を訴える右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が18%、SPDは16%、緑の党が14%と続いている。

 総選挙でCDU・CSUが第1党となっても単独過半数を得るのは難しく、他党との連立が不可欠になる見通しだ。SPDは苦戦が予想されるが、独メディアはCDU・CSUと大連立を組んで政権与党に残る可能性があると伝えている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください