釧路の岸壁で夜間に車転落、若い男性２人が意識不明で搬送…岸壁にしがみついた女性も救助

車が海中に転落した岸壁（１７日午前１時頃、釧路市で）

　１６日午後１０時３５分頃、北海道釧路市西港の岸壁で、「車が海に落ちたかもしれない」と近くにいた男性から１１０番があった。消防や釧路海上保安部などが約１時間半後に海中から若い男性２人を救助したが、意識不明の状態で病院に搬送された。岸壁にしがみついていた女性も救助された。搬送時に意識はあったという。

　道警釧路署や釧路海保などによると、海中に乗用車が沈んでおり、救助された男女３人が乗っていたとみられる。岸壁は圧雪状態で、気温は氷点下５・５度、水温は８・９度だった。同署が転落原因や３人の身元を調べている。

　現場はＪＲ釧路駅の西約４・５キロの釧路港西港第４埠頭（ふとう）。貨物船や大型クルーズ船などが発着し、普段は立ち入りが制限されている。