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一力遼棋聖対井山裕太王座の棋聖戦七番勝負が年明けに開幕、今からワクワクが止まらない[千春&明夏の女流棋士ここだけの話]

読売新聞 / 2024年12月24日 11時30分

京都・仁和寺で行われた第46期棋聖戦の最終局、井山棋聖と一力九段(肩書はいずれも当時)の対局(2022年3月18日)

 12月に入り、寒さが厳しくなってきました。囲碁棋士の安田明夏です。1年が過ぎるのは本当にあっという間で、今年ももう残りわずか。年が明け、タイトル戦の幕開けを飾るのは棋聖戦です。

 棋聖戦は日本の囲碁界で最も優勝賞金が高く、序列1位のタイトル戦。同じく2日制七番勝負で争われる名人戦とともに二大タイトルと呼ばれることもあります。

 私が初めてこの最高峰の戦いに同行させていただいたのは、2022年3月に京都・仁和寺で行われた第46期棋聖戦の最終局でした。棋聖10連覇がかかる絶対王者・井山裕太棋聖に挑んだのは一力遼九段(肩書はいずれも当時)。3勝3敗で迎えた大一番は、両者の意地と意地がぶつかり合う大熱戦となり、一力九段が見事、黒番中押し勝ちで初戴冠を果たしました。熱気に包まれた中での記者会見は今でも深く記憶に刻まれています。

前期はフルセット、同じ顔ぶれの二人が再び激突

 一力棋聖はその後、第47期では芝野虎丸名人(当時)、第48期では井山王座を破り、棋聖3連覇を達成。来年1月に開幕する第49期棋聖戦七番勝負では、フルセットの激戦となった前期に続き、井山王座の挑戦を受けます。囲碁界を牽引(けんいん)するお二人の戦い、今からワクワクします。

 さて、ここからは少し宣伝です(笑)。第4局・熱海対局では棋聖戦プレミアム観戦ツアーが企画されます。

 本ツアーは、囲碁ファンなら一生に一度は参加してみたい、まさに「プレミアム」で贅沢(ぜいたく)な企画満載です。両対局者が出席する対局前夜の食事会に参加できるほか、対局者と同じ熱海後楽園ホテルに宿泊し、初手や封じ手開封に立ち会えます。昼食休憩時に打ち掛けの対局室を見学できるほか、観戦記念グッズのお土産も用意されています。僭越(せんえつ)ながら私の指導碁のおまけもついてきます(笑)。

両対局者の勝負めしに勝負おやつ、私の予想は…

 昼食や午後のおやつも、“勝負めし”と“勝負おやつ”のメニュー候補の中から、オススメの逸品が提供されるとのこと。もしかしたら、両棋士と同じ料理、おやつを食べることができるかもしれません。個人的には、一力棋聖は、昼食はお肉系でおやつはケーキ系、井山王座は、昼食が海鮮系で、おやつは果物系と予想しています。

 本ツアーは読売新聞様と横浜囲碁サロンの藤森稔樹さんとの企画で、今年で3回目とのこと。私は初めての参加なので今から待ち遠しいです。ぜひ皆さんで第49期棋聖戦を楽しみましょう! 第1局は1月16、17日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で行われます。前夜祭も行われるので、そちらも要チェックです!

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