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ソフトバンク移籍の上沢直之、「プロ野球はビジネス」球団OBが私見...「義理でいうと日本ハムに帰って来いという話」

J-CASTニュース / 2024年12月17日 15時35分

ソフトバンク移籍の上沢直之、「プロ野球はビジネス」球団OBが私見...「義理でいうと日本ハムに帰って来いという話」

画像はイメージ

プロ野球日本ハムの元投手で野球解説者の岩本勉氏(53)が2024年12月16日までにユーチューブを更新し、大リーグのボストン・レッドソックス傘下3Aのウースターからソフトバンク入りが報じられた元日本ハムの上沢直之投手(30)について私見を述べた。

岩本氏「これ賛否出てるわ」

スポーツ紙などの報道によると、上沢をめぐり、古巣日本ハムとソフトバンクとの争奪戦となり、4年総額10億円規模の条件を提示したソフトバンクに軍配が上がったという。

上沢は昨オフ、日本ハムからポスティングシステムを利用して大リーグのタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。3月にボストン・レッドソックスにトレードで移籍。5月に大リーグデビューを飾るも、2試合の登板にとどまりマイナー落ちした。

その後、レッドソックス傘下の3Aウースターでプレーし、シーズンオフにフリーエージェント(FA)となった。

去就に注目が集まる中、米国でのプレーを断念し、好条件を提示したソフトバンク入りを決めたという。ソフトバンクは今オフ、石川柊太投手(32)がフリーエージェント(FA)でロッテに移籍したため、先発を補強するために上沢を獲得したとみられる。

ソフトバンクの「上沢獲得」報道はインターネット上で大きな話題を集めた。上沢がポスティングシステムを使用して大リーグに挑戦するも、わずか1年で日本球界に復帰したこともあり、岩本氏は「これ賛否出てるわ」とし、こう続けた。

「ファイターズは、マネーゲームはしないよということ」

「ルールでソフトバンクと交渉ができる身であれば交渉。自分の評価がどんなものか、聞いてみたいのもある。ポスティングシステムでアメリカに挑戦して、志半ばと言ったら彼に失礼だけど、成績が出ずに帰ってきた。そこで、ファイターズファンの方々は、義理でいうと『ファイターズに帰ってこいよ』という話」

そして、プロ野球解説者としてポスティングシステムに関する現行のルールに言及し、次のように持論を展開した。

「ポスティングシステムや、いろいろな契約条項のルールの中で、許されているというよりも、他球団の話を聞くことや交渉をすることに、禁止事項がないということ。他球団とどうぞと謳っているわけではなく、他球団と話や交渉をすることが、上沢直之を取り巻いているルール上、問題がなかったということ。義理でいうと、ファイターズのユニフォームを着て頑張れよということだけど、ビジネス。プロ野球ですから」

岩本氏は15年間、日本ハム一筋でプレーし、通算63勝を挙げた。球団OBの立場から、上沢を気遣うように、「プロ野球選手は自分の価値を高く見込んでくれるところでプレーをするさ」と語り、こう続けた。

「ホークスは最大限の評価をして、いきなり固定給をどーんと提示したのだろう。ファイターズもちゃんと彼に見合ったものを出したと思う。出したけど、少し差があったのかな。恥ずかしい契約は絶対に出してない。それはないと信じている。上沢のピッチングは必要になってくるし、それを大きく上回っているソフトバンクがいて、ファイターズは、マネーゲームはしないよということだと思う」

ソフトバンクは、22年オフに大リーグのテキサス・レンジャーズからフリーエージェント(FA)となった元日本ハムの有原航平投手(32)を獲得。今回、上沢は有原と同じようなケースでソフトバンクに移籍することから、インターネット上で大きな話題を集めた。

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