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早稲田大、エース山口智規に続く戦力が台頭…箱根路3位以内へ花田勝彦監督「先頭走る経験したい」

読売新聞 / 2024年12月18日 11時51分

早稲田大の1万メートルタイム上位選手

 来年1月2、3日の第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)に向け、選手たちの調整は最終段階に入った。東京・大手町の読売新聞社前から神奈川・芦ノ湖までの往復10区間、217・1キロをタスキでつなぐ21チームを紹介する。

 就任3年目の早稲田大・花田勝彦監督は「非常にいいチームになってきた。練習をこなすごとに力をつけてきている」とここまでの調整ぶりに好感触を持つ。前回は7位と伸び悩んだが、今大会は総合3位以内を目標に掲げる。

 個人の遠征を控えたという夏場は、チーム一丸となって30キロ走などの走り込みを着実にこなした。指揮官は「過去2年は主力選手が別メニューのことが多かったが、今回は全員がほぼそろって練習できた」。昨季までの筋力トレーニングなどで地力をつけたことで練習強度が上がり、選手層の厚みが増しつつある。

 その中で頭角を現したのが前回5区6位の工藤慎作(2年)。出雲では各校のエース格がそろうアンカー6区で区間2位。全日本も最終8区で3位と好結果が続き、「この勢いのまま箱根も戦っていきたい」と自信を深める。前回2区4位のエース山口智規(3年)とともにチームを引っ張る走りが期待される。

 「将来的には優勝を目指しているチーム。先頭を走る経験をしたい」と花田監督。最近6大会では最高6位と優勝争いから遠ざかる伝統校が、往路から攻めて復活への足がかりとなるレースを目指す。(大舘司)

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