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奥能登で「波の花」ふわふわ、海水に含まれる植物プランクトンの粘液が泡状に「冬がやってきたと実感」

読売新聞 / 2024年12月19日 7時20分

海岸に打ち上がる波の花(11日、石川県珠洲市で)=大石健登撮影

 石川県珠洲市馬緤まつなぎ町の海岸では、奥能登地方の冬の風物詩「波の花」が見られ、風にあおられた泡がふわふわと宙を舞っている。

 波の花は、海水に含まれる植物プランクトンの粘液が、岩場に打ち付けられて泡状になる現象。気温が低く、強風で波が高い日に発生しやすい。近くに住む男性(77)は「波の花を見ると、今年も冬がやってきたと実感する」と話した。

 市観光交流課によると、昨年までは、海岸沿いの県道から間近に見ることができたが、能登半島地震で海岸線が隆起し、20メートルほど距離が遠のいたという。来年2月下旬頃まで見ることができる。

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