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替え玉受験、組織的に繰り返しか…在留に必要な日本語試験で「同じ人物とみられる多数の申し込み」

読売新聞 / 2024年12月19日 13時5分

大阪府警本部

 外国人労働者の在留資格「特定技能」などの取得に必要な日本語試験で、替え玉受験をするために他人名義の在留カードを使ったとして、大阪府警は18日、ベトナム国籍の女2人を入管難民法違反の疑いで逮捕したと発表した。府警は仲介グループがあり、他にも複数のなりすましがあったとみて実態解明を進める。

 逮捕されたのは、いずれも会社員の30歳の女(奈良県大和郡山市)、22歳の女(福岡県新宮町)。30歳の女は今月4日、独立行政法人・国際交流基金の「日本語基礎テスト」の試験会場(大阪市北区)で、受験者になりすまし、22歳の女の在留カードを提示した疑い。不審に思った会場の担当者が110番して発覚した。

 府警によると、22歳の女は「私の代わりに合格してもらうためだった」と容疑を認め、30歳の女は「他にも替え玉受験をしていた」と供述している。2人は面識がないといい、府警は供述などから複数の人物が仲介したとみている。

 同基金からは事件前、過去の試験で同じ人物が申し込んだとみられる受験者が多数おり、ほとんどが合格していると不正を疑う相談が寄せられていた。府警は、替え玉受験が組織的に繰り返されていた可能性もあるとみて調べる。

 同基金は今月4日、国内の今後の試験と新規予約の中止を発表した。昨年度は約1万人が受験しており、担当者は取材に「替え玉受験で逮捕者が出たことを深く憂慮しており、再発防止策を検討している」としている。

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