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瀬戸内海めぐる「図書館船」、安藤忠雄さんの支援受け運航へ…島の子どもたちに「想像力育んで」

読売新聞 / 2024年12月19日 17時6分

ほんのもり号の船内のイメージ=香川県提供

 香川県は建築家・安藤忠雄さんの支援を受け、子ども向けの図書を積んで瀬戸内海の島々を巡る「こども図書館船 ほんのもり号」を来春から運航する。18日に高松市で行われたプロジェクトの発表会で、安藤さんは「美しい瀬戸内で本を読み、想像力を育んで世界に出て行ける子どもを増やしていければ」と語った。

 安藤さんは、子どものための図書館「こども本の森」を自治体に寄贈する活動に力を入れており、「ほんのもり号」では船を利用することにした。

 県によると、昨年5月、安藤さんから小型船(約19トン)の寄贈の申し出があった。定員は12人。船の外観は白を基調に青とオレンジ色で彩り、内装は安藤さんが手がけ、来年3月までに県に引き渡される。

 寄贈などで集めた絵本や児童書、図鑑といった約3000冊の蔵書を見込む。島に住む子どもたちの利用を想定しており、春から秋は航行する船内で本を読んでもらうが、風波の強い冬は港に停泊しての利用となる見込み。寄港先や運航ルートは今後、詳細を決める。運航は年40回程度、当面は5年間を予定する。

 安藤さんは発表会で、「瀬戸内海という海を持つ香川の強みを生かし、次の時代の日本を考える子どもをみんなで育てていこう」と呼びかけた。池田豊人・香川県知事は「子どもたちが、瀬戸内の恵みと読書の楽しみを味わえるきっかけになる」と話した。

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