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クマ「立てこもり」対応、秋田県に過激な苦情メール 県議「楽しんで読んでます」

J-CASTニュース / 2024年12月19日 13時45分

クマ「立てこもり」対応、秋田県に過激な苦情メール 県議「楽しんで読んでます」

秋田県庁

秋田県議会議員の宇佐見康人氏が2024年12月18日、秋田市内のスーパーマーケットで男性従業員を襲い、店内に立てこもったクマが捕獲・処分された件をめぐる苦情メールについてXで明かした。

「送りたきゃ送ってみろよ!  いくらでも共生してやるよ?」

報道によると、クマは11月30日に秋田市内のスーパーマーケットで作業中だった従業員の男性を襲い、店内に立てこもった。12月2日に捕獲され、その後電気による殺処分が施された。

秋田県によると、本件をめぐって12日までに56件の電話があり、うち24件が殺処分への反対を訴えるものだったという。

これまでにもクマの保護を求める人からの苦情のメールが寄せられたことを明かしていた宇佐見氏は18日、「またアレなメールがきましたが、楽しんで読んでます」として実際に寄せられたメールの本文を公開した。

姓名の欄には「野蛮人どもへ」「クソ野郎」「クソヤロウ」といった文字が並び、住所や電話番号はでたらめな記載。主な苦情は「備考欄」に書かれていた。

「熊を虐殺して楽しいか? お前ら秋田県人の野蛮さを可視化できた! 次の選挙は絶対に落としてやるからな! 熊を絶滅させて楽しいか? 熊の棲家を奪ってるのはお前ら人間だろ! 何で一緒に生きていこうと思えないんだ? だから野蛮民族なんだよ! お前も自民党も全員落としてやるから楽しみにしてろよ? 送りたきゃ送ってみろよ!  いくらでも共生してやるよ? お前らと違ってこっちの人間は賢いからな?」

県知事の「お前のところに今(クマを)送るから住所送れ」に反応?

苦情の送り主が「送りたきゃ送ってみろよ!」としたのは、17日に佐竹敬久秋田県知事が相次ぐ苦情電話について「『お前のところに今(クマを)送るから住所送れ』と。これやると、はっと言うんですね。『そんなに心配だったらお宅に送ります、住所(送れ)』。そしたら相手が(電話)切るんですよ」などと語ったことへの反応とみられる。

宇佐見氏は、苦情を送ったユーザーに「でもわざわざWEBの問い合わせフォームから送るより、他に労力を割いた方が熊も貴方も幸せですよ」と呼びかけつつ、寄せられた内容について説明した。

「あと、アレなので理解出来ないと思うけど、絶滅狙ってないし、種の保存はしてるし、秋田の森林面積変わってないし、送り先書いてないし」

「誹謗中傷が酷いのは何もせずに開示請求してますよ」

別の投稿では「クソみたいなメールはこれからも公開しますし、誹謗中傷が酷いのは何もせずに開示請求してますよ」とした宇佐見氏。過熱する誹謗中傷には法的対応も行っているという。

一方、今回公開したメールについては「開示請求せずともIPが取れてますが、この程度の文面であれば一円にもならないというのが弁護士さんの見解でした」とした。

今回のメールには、「怖いのは熊よりも他人を思いやれない人間だと思いますね。熊は森林伐採で食べ物が泣く野生の本能で降りてきてるって考えたら同情する余地ありますが、わざわざ意味わからん問い合わせメールには同情の余地がないかと...」「お疲れ様です。送り先が一件決まったとの事で大変喜ばしいですねw」など、あきれる声が相次いでいる。

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