1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

「大局を見通せたリーダー」「愛国者失った」…渡辺恒雄氏追悼の声、海外からも相次ぐ

読売新聞 / 2024年12月20日 15時0分

ジェラルド・カーティス氏

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が死去したことを受け、海外からも別れを惜しむ声が相次いでいる。

 日本政治の研究で知られる米コロンビア大のジェラルド・カーティス名誉教授は19日、読売新聞のインタビューに応じ、「大局を見通すことができるリーダーだった。常に尊敬の念を抱いていた」としのんだ。

 カーティス氏は1960~70年代、日本政治の勉強会を通じて、渡辺氏と親交を深めた。当時について、「中心にいながら、一歩下がって客観的に分析し、最善の策を判断できる方だった。多くの政治家から頼りにされていた」と振り返った。渡辺氏が懇意だった中曽根康弘・元首相が参加することもあったという。

 67年発行の渡辺氏の著書「派閥と多党化時代」は、カーティス氏が初めて日本語で読んだ日本政治に関する本だ。今年復刊され、新たに購入したばかりだったという。カーティス氏は「渡辺氏と知り合えて、とても幸運だった」と語った。

 また、米国のリチャード・アーミテージ元国務副長官も19日、読売新聞に「渡辺氏は巨人だった。日本は愛国者を失った」とのコメントを寄せた。

 アーミテージ氏は渡辺氏と2度、食卓を囲みながら意見交換したといい、「自らの意見を恐れずに述べ、それは常に国への愛に根ざしていた」と振り返った。「多くの難題に断固とした姿勢で臨んだが、異なる意見にも敬意を払い、大いに感銘を受けた」と称賛した。(ワシントン 向井ゆう子、阿部真司)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください