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USスチール、4四半期ぶり最終赤字見通し…日本製鉄との経営統合は実現不透明

読売新聞 / 2024年12月20日 17時8分

USスチールの工場(4月、ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外で)

 【ニューヨーク=小林泰裕】米鉄鋼大手USスチールは19日、2024年10~12月期決算で5000万~6000万ドル(約79億~94億円)の最終赤字になるとの見通しを発表した。最終赤字は23年10~12月期以来4四半期ぶりとなる。鉄鋼価格の低迷や欧州での市況悪化が要因としている。

 欧米メディアによれば、市場では3000万ドル前後の黒字が見込まれていた。想定外の業績悪化を受け、USスチールの株価は19日の時間外取引で5%超下落した。

 USスチールは金利の高止まりによる需要の低迷などを受け、24年7~9月期まで10四半期連続で減益または最終赤字が続いている。競争力の回復に向け、日本製鉄との経営統合により老朽化した高炉の改修などが不可欠とみられているが、労働組合やバイデン大統領らの反対によって実現が不透明な状況だ。

 日鉄は23年12月に約2兆円でUSスチールを買収すると発表。だが安全保障上の懸念などを理由に阻止される公算が大きいと欧米メディアが報じている。

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