「アルファード」「ヴェルファイア」にＰＨＶ、トヨタがミニバンに初投入…価格は１０００万円超

「アルファード」のＰＨＶ

　トヨタ自動車は２０日、高級ミニバンの「アルファード」「ヴェルファイア」にプラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）を設定し、２０２５年１月３１日に発売すると発表した。ミニバンのＰＨＶ投入は国内メーカーで初めて。モーター走行時の静粛性を生かし、特に送迎車向けの需要を取り込む狙いがある。

　市販する「クラウン　スポーツ」のＰＨＶなどと同型のリチウムイオン電池を搭載。電気自動車（ＥＶ）として最大７３キロを走行可能だ。停車時にエンジンをかけなくても、長時間エアコンを作動させられる。

　税込み価格はアルファードが１０６５万円、ヴェルファイアは１０８５万円。急速充電器に対応し、約３８分間で８割まで充電する。エンジン走行時の燃費は１リットルあたり１６・７キロ。

　ガソリン車とハイブリッド車（ＨＶ）タイプも一部改良し、２５年１月７日に発売する。