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トリプルアクセルでまさかの転倒も鍵山優真「1ミリたりとも弱さ見せない」…初の頂点狙う

読売新聞 / 2024年12月20日 20時11分

男子SPで首位に立った鍵山優真(20日)=武藤要撮影

 フィギュアスケート・全日本選手権第1日(20日・大阪東和薬品ラクタブドーム)――来年3月の世界選手権(米ボストン)の代表選考会を兼ねて開幕し、男子ショートプログラム(SP)は、鍵山優真(オリエンタルバイオ)が92・05点で首位に立った。ジュニアから推薦出場した16歳の中田璃士(TOKIOインカラミ)が90・31点で2位に入り、友野一希(第一住建グループ)が3位。三浦佳生(オリエンタルバイオ)が4位、37歳の織田信成(大阪ク)が5位と続いた。男子フリーは21日に行われる。

 まさか、だった。後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で、鍵山が転倒した。冒頭の4回転サルコー、続く4回転―3回転の連続トウループは鮮やかに決めていただけに、考えられないミスだったが、後ろ向きな感情は湧かなかった。「明日(フリーで)頑張ろうと、すぐ気持ちを切り替えられた」。この言葉こそが成長の証しだ。

 今季はここまで「正直に言うと(11月の)フィンランド大会後はメンタルを立て直すのが難しかった」。自身のグランプリ(GP)シリーズ初戦だったNHK杯、課題の4回転フリップで転倒した。続くフィンランド大会でも決められず、GPファイナルも思い描く演技ができなかった。

 ネガティブな思考を変えたのは、「全日本優勝」を目指すライバルたちの存在だ。「自分が落ち込んでいる1分1秒を(他の選手は)練習している。その差で結果は大きく変わる」。今大会は「1ミリたりとも弱い部分を見せない」と決めた。

 この日は「ミスした後のステップでも感情を出せた」と自らに合格点を与えた。37歳の織田、16歳の中田らとの争いを「(21歳の)僕を含め、各世代が同じグループにいるのは楽しい」。強気に前向きに、初の頂点を狙う。(岡田浩幸)

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