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業績悪化のフォルクスワーゲン、ドイツ国内の工場閉鎖を見送り…「自発的な退職」などで3・5万人削減

読売新聞 / 2024年12月21日 10時53分

フォルクスワーゲンのロゴ=ロイター

 【ブリュッセル=秋山洋成】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は20日、独国内工場の閉鎖を見送ると発表した。従業員の解雇もせず、2030年までに自発的な退職などの自然減で3万5000人を削減する。国内の生産能力も年73万台減らす。経営側と労働組合側が合意した。

 VWは、電気自動車(EV)の販売低迷や中国事業の不振で業績が悪化し、創業以来初となる国内工場の閉鎖を検討していた。国内10拠点のうち少なくとも3工場の閉鎖のほか、数万人規模の人員削減や賃金の1割カットに踏み切る構えを見せていた。労組は強く反発し、12月上旬には大規模ストライキを実施した。

 今回の労使交渉は今月16日から始まった。工場閉鎖や大量解雇を回避する一方で、独国内の従業員は30年まで賃上げ分の給与支払いを停止し、賞与や休日手当なども大幅に引き下げることで合意した。

 国内工場の生産ライン休止や海外への生産移管などで、国内の生産能力を年73万4000台削減する。工場2~3か所分の規模に相当する。一連の合理化策で、VWは年間40億ユーロ(約6500億円)以上のコスト削減につながると試算する。

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