石川柊太、甲斐拓也...主力流出のソフトバンク だが他球団は超警戒「来季も強い」新戦力も続々と
J-CASTニュース / 2024年12月21日 18時0分
ソフトバンクは来季も手ごわいか(写真はイメージ)
豊富な資金力で知られるソフトバンクだが、今オフは主力選手が相次いだ。
メジャー帰りの投手・上沢直之を獲得 捕手もポスト甲斐に虎視眈々
最多勝に輝いた実績を持つ石川柊太がロッテにFA移籍。正捕手を長年務めた甲斐拓也もFA権を行使して熟考の末、巨人への移籍を決断した。
2人の退団は大きな痛手に見えるが、他球団の見方は違う。パリーグ球団のスコアラーはこう分析する。
「石川が抜けましたけど、上沢直之を獲得しました。米国で1年しかプレーしていないので、NPBにすぐに適応できるでしょう。捕手陣は甲斐が大黒柱でしたが、海野隆司は能力が高いですし、若手成長株の谷川原健太がブレークする可能性を秘めている。経験を重ねている嶺井博希も控えていますし、大きな穴にはならないでしょう。来年も間違いなく強いです」
前田悠伍、前田純ら若手が順調に成長
たとえば今年(2024年)、柳田悠岐が5月下旬から右太腿裏肉離れで4か月近く長期離脱したが、柳町至や正木智也が奮闘。チーム力が落ちず、首位を独走した。
先発陣も石川が移籍し、今季限りで和田毅が現役引退したが、大きな懸念点にはならないだろう。
上沢は日本ハムで2ケタ勝利を2度マークするなど通算70勝をマーク。米国ではレッドソックスで2試合登板のみに終わったが、日本ハムで昨年リーグトップの170イニングをマークしている。
若手の前田悠伍、前田純も順調に育っており、先発で一本立ちが期待される。
石川、甲斐が抜けたことで、新戦力が台頭する可能性がある。小久保裕紀監督の用兵術に要注目だ。(中町顕吾)
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